ローマで残り一日を

アマルフィからローマに向かうが今度は現地の運転手のみでガイドなし。
途中ポンペイで昼食をとる。
食事が終わり全員外で待っているけど運転手がいない。
中に入って食堂を捜すと隅っこの方でゆっくりと食事をしている。
日本ではお客様を待たせてゆっくり食事をするなんて考えられないと思い、イラッとしながら行くぞ!と言うと、今度はローマまでの運転手が変わると言う。食事を中断し付いてきてバスの下のスーツケースを出し始め、次の運転手が積み込む。だいぶ年配の運転手だが愛嬌が非常に良い。名前はルイージこのおじいちゃんは何かと話しかけてくる。バスが出発する前に途中のドライブインの営業マンがしきりに名刺を渡してくる。
ローマへの距離の半分よりローマよりの場所にあり、お店ではお土産も色々と取り揃えてある。
ここでは皆さん結構買い物をしていた。
お店の人は私をガイドと間違えたのか、やけに私に対してサービスが良かった。

市内に入る前から随分混み始めてきたが、ルイージは随分と割り込み運転をしながら少しでも早く着こうと思っていた。疲れている我々には非常に助かる。しかしホテルの場所が解らず、わが社のスタッフがスマホのナビで説明しながら、ホテルの近くで何とかバスを降りる事が出来た。
本当に便利な世の中になってきたもんだ。

最後のディナーは全員一緒にすることになった。
日本に帰る前の夜だが明日のプランゾが残っているのでホテル近くの中華料理にする。
随分と暇なお店でお客は我々20名だけ、女将さん風のウエイトレスもニコニコしながらサービスをしていた。
ホテルに帰り、二組の友人夫妻とバーで飲みながら今回の旅行を振り返る。

最終日の今日はホテルの出発が18時。10時のチェックアウトを終えてスーツケースなどが沢山ある為、ホテルの方が気を使い一部屋使っても良いと言う。非常に助かりました。

バスとメトロでまたスペイン広場に向かう。

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今回の旅行で私はリニューアル後に必要な物だけしか買い物をしていない。
流石に最後は単独行動を許してもらい、二人の娘にお土産を買う事が出来た。
歩いていると友人夫妻に会い、昼食は共にする。
行き当たりばったりではあるが、トトと言う名前のお店がある。
福岡のトトは私の大好きなお店で、つい名前に引き寄せられて入ってしまった。
このお店の面白い所は、最後に山盛りになっているクルミとオレンジをテーブルに持ってきて好きなだけ食べて良いのだが、食後にそんなに食べれる物でもない。サービスとしてはユニークである。

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食後はまた別行動をし最後はスペイン広場で待ち合わせる。
不思議な事にイタリアに来る度にスペイン広場で必ず会って声をかけてくる人がいる。
友人のジャンカルロとビットさん二人の友人なのだが、お互いに30年間で随分と風貌が変わってきているにも関わらず気づくことも不思議である。
これもイタリア旅行の楽しみの一つかもしれない。

ではホテルに帰って帰国の準備。
18時より早めに迎えが来て空港に向かう。
スーツケースの重量がかなりオーバーして、かなりの料金がかかりそうだ。
しかし、お世話をしてくれる人が交渉してくれて目をつむって貰う。ラッキー!

こうして無事にイタリアの空港を飛び立つ。

最後に今回の研修旅行でイタリアへの初渡航の社員が4名。
彼達にとって、かなりのカルチャーショックがあったようだが、この経験が自分の財産として残っていく事を信じて疑いません。
他のスタッフ共々イタリア料理の普及に努めてくれる事も期待しています。