イタリア研修

今回の旅行は外部から参加された友人を含め20名。
11月9日朝6時半ペイザン前を出発し、福岡空港へ向かう。
到着後他の方達と合流し、10時半のフライトで先ずは仁川空港で飛行機の乗換。
次は一路ローマへと思いきや着いた所がミラノで、今度はトランジットルームに押しやられる。
しかしエウロという通貨を使うのが初めての人は新鮮だったのだろう、すぐにバールで飲んだりドリンクを買ったりしていた。
一時間半後に出発し、現地時間の20時にはローマのダビンチ空港着、ホテル直行でチェックインする。
疲れている割にはお腹が空いているのか、現地の雰囲気を早く味わいたいのか、遅い食事に誘うと大半が出かける。

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ホテル近くのお店は夜遅くてもボチボチお客様さんが入っているピッツェリア店名はマ・レンマだった。
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一応プンタレッラを注文したけれどまだ入荷していないと言われた。
渋々フィノッキオのサラダとカルチョフィのサラダをオーダーするが、余り感動はなかった。

帰ってからはみんなぐったりだったが、明日に向かっての一日を終える。

2日目
ツアーのようなガイド付バス案内であれば簡単なのだろうが、あえてイタリアの生活感も肌で感じて欲しくて準備していない。市内バスと地下鉄及びトラム兼用の一日券を人数分購入し配る。先ずはテルミニ駅の500人広場の中央バス停にホテルからバスで向かう。

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今日の予定は簡単なローマ半日観光程度の事を消化してみようと思っている。
コースは時間の無駄のないように先ずは真実の口があるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会。私は数度しか訪れた事がないが行くたびに随分と歩いた記憶がある。
テルミニからはメトロB線に乗り換えチルコ・マッシモ駅迄行く。そこから真実の口迄は勿論歩くが、天気は嘘のように良く、日本晴れでなくイタリア晴れだ。20分くらい要して到着。
恥ずかしながら一人づつ決まりきったポーズで写真を撮るが、最近は伯父さんが前に立っていてシャッターを押してくれ、お金を払わされるシステムになったようだ。それが容認されているようで、なかなかチャッカリしている。
ここで写真を撮ったのは、30年ぶりで2度目のような気がする。

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次にコロッセオに歩いて向かうが、メトロの駅にすれば一駅帰るようになる。
ヴェネツィア宮殿のロータリーを横切り遠回りして歩いて行くと、フォロロマーノ等があり、景観は良い。しかし、しっかり30分くらいはかかり、皆バラバラではあるが無事に到着。

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コロッセオは何度も見ている人だけはパスし、向かいのバールに座ってカプチーノやエスプレッソ等を飲みながら、ゆったりと人の動きを観察。本当に気持ちが良い。

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皆が出てきて次はトレビの泉だが、バールの女の子に聞いてバスで近くのフェルマータ迄行く事にする。
トレビの泉は過去に何度も同行者が被害に合いかけているので一応皆に注意しておく。
いつもの事であるが、やはり観光客で一杯であった。
ここで面白いのが観光客目当てに、闇で何か変わったものを売っている。しかも警察の目を盗んで売っているのだろうか、いつも周りを注意しながら売りつけている。今回は豚の頭のようだが、拳よりも小さめな水の入った風船のようなもので、つるつるした平板に投げつけるとバチャと一度潰れ、徐々に原型に戻っていく、なかなか可愛らしい。大抵の人は気持ち悪がって買わないが私は何時も興味を持ちながら、今回も購入してしまう。
店に帰って、少しでもお客様の笑いが頂ければそれでいい。

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そろそろ昼食時間になったのでスペイン広場の階段迄行き、何かあった時の為の集合場所としてそこを指定し、レストランに向かう。ホテルまで案内してくれたイタリア人に聞いたレストランでアル34が近くにあったので皆で向かう。

アル34はスペイン広場から近くによく見かける雰囲気のレストランだ。
実はナヴォーナ広場近くのピッツェリアで有名なダ・バッフェットで昼食をするつもりであったが、その店は夜しか営業していなかった。
午後の観光 バチカンのサンピエトロ寺院に行くにはスペイン広場近くが都合がよい。

アル・34では20人なので10人づつのテーブルに分かれる。
最初に今回の旅行で一番皆に試食して欲しかったプンタレッラがあるかどうか尋ねる。
ちゃんと用意してあった。実は観光客用の店かと思い、余り期待はしていなかったのだが、プンタレッラに出会えるとは地元の人たちも多いのだろう。ラッキー!10名で3皿
他のテーブルにもオーダーするように伝え、しっかりと味付けを舌で憶えてもらう。
あとは人数が多いので色々な料理を頼み、小皿をもらい皆で取り合って食べる。本来ならばイタリアのレストランでは好まれない事だが、我々にとっては研修なのだからと自分に言い聞かせる。

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このカメリエーレはなかなかユニークであった。
一応プリモまで注文し、量が解らなかったのでセコンド(メインディッシュ)は後でオーダーすると言ったら、茶目っけな目つきで睨むように「来月かっ?」とか、君はシルベスタースタローンに似てるなと言ったら、自分はアル・パチーノだと応えてイタリアンジョークがうまくて笑ってしまった。

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食事を終えスペイン広場より地下鉄A線でオッタビアーノ駅まで行き、散歩しながらサンピエトロ寺院まで行く。明日か明後日かイヴェントなのだろうか、椅子が随分と並べてある。前回折角来たのにイヴェントで入る事が出来なかった。
最近はテロの関係でセキュリティーチェックが厳しく入るのに時間がかかる。並んで入れたのでほっとした。
このサンピエトロ寺院は34年前初めて来たとき、余りの凄さにショックを受けたことがある。それ以来、どんな建築物を見ても感動はないし、自分でそこまで感じた事で、同行者とローマを訪れた時には必ず連れてくる事にしている。私はクリスチャンではないが、ローマに行ってサンピエトロ寺院を見た事がないと言う人がいらっしゃれば勿体ない事である。

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一時間半くらいゆっくり見てもらい、出てみると来る時にはバラバラだったが、やはり全員来ていたようで安心した。帰りはまた3グループ位に分かれ、バスでテルミニ駅まで向かうが、私は途中で岡夫妻とスペイン階段下で待ち合わせていたので、迎えに行く為一人で途中下車、3人で合流しホテルに帰る。

夜の食事は昨夜行ったピッツェリアより、ワンランク上のピッツェリアに行くが、お昼が食べ過ぎて夜は控えめなオーダーになる。明日はまたフラスカーティでしっかりと食事をしなければならないし・・・・

第一話が長すぎました。この辺で・・・・・・